PEO(ナノセラミックコーティング)
RoHS指令に適合しております。
- ナノセラミックコーティングとは
火花放電(プラズマ発光)下で絶縁皮膜の生成を行う陽極酸化法であり、アルマイト皮膜に比べ、付きまわり性がよく、皮膜強度に優れたセラミック皮膜が得られる。
PEO “white”
皮膜の特徴
- 皮膜厚さ
- 皮膜厚さの調整が可能です(10~50μm)。
- 材質
- 各種材質へのPEO“white”処理が可能です。ダイキャスト材もPEO“white”処理が可能です。
- 外観
- 皮膜は白色になります(マットホワイト)。
- 耐摩耗性能
- ボールオンディスク試験後の摩擦係数は約0.3になります。
(ボールオンディスクの試験条件→・相手材 SUJ2・摺動速度1500mm/min・荷重 500g・無潤滑・摺動回数500回後) - 硬さ
- マイクロビッカース硬度計による測定値はHv800~1100となり、高い硬度を有しています。
PEO “black”
皮膜の特徴
- 皮膜厚さ
- 7~20μmになります。
- 材質
- 各種材質へのPEO“black”処理が可能です。
2000系・鋳物やダイキャスト材も湯流れが目立たずにPEO“black”処理が可能です。 - 外観
- 皮膜が艶消し黒色になります(マットブラック)。
- 耐摩耗性能
- ボールオンディスク試験後の摩擦係数は約0.6になります。
(PEO-“white”のボールオンディスク試験条件と同様) - 硬さ
- マイクロビッカース硬度計による測定値はHv500~600の硬度を有しています。
- 反射率
- 0.3〜1.5%R(波長900〜2000nm)になります。
- 耐熱性
- 600℃で加熱後もクラックがなく、退色がみられません。(加熱前L*26.2 加熱後L*26.0)
Mg-PEO
皮膜の特徴
- 耐食性
- 塩水噴霧試験168時間においても欠陥が発生しません。
- 皮膜厚さ
- 3~30μmになります。
- 外観
- “白系”“黒系”の皮膜になります。(マットホワイト~マットグレー)
- 硬さ
- マイクロビッカース硬度計による測定値はHv270~300の硬度を有しています。
その他、チタン(Ti-PEO)も処理可能!